第87回全国高等学校野球選手権千葉大会三回戦・紅陵-一宮商業

近年に無い?最高のスタート切ってから二日後。
ある意味、初戦同様に大事と言われる二戦目。
紅陵は、満を持して......
芸術的フォームのサイドスロー・エース露崎君で
挑みます。

7月16日(土) 千葉県営球場・第三試合

一宮001 000 000  1
紅陵000 112 00x  4

一宮商業は、派手さはありませんが、堅実なチーム力を誇り
毎年まとまりのあるチームを作ってくる印象です。
04年春県ベスト16でも対戦し、この時は紅陵が
平井君・千葉君(現清和大学)・露崎君の継投で
8-1の7回コールドで下しています(確か)

東金戦では、メイプル打線の破壊力を見せつけ
序盤でゲームを決めましたが、この日は一宮の
10番(名前忘れました)の投手の変化球に惑わされ
1回~3回まで田中君のヒット1本に抑えられます。
紅陵先発の露崎君。春以降かなり球速を増しており
自慢のコントロールにも磨きが......
しかし、夏の大会独特の緊張感からか?
2回に四球二個を与えます。そして3回表......
死球のランナーを置き、一宮のバッターは
茂原市立早野中学で同級だった山本君。
やはり投げにくいのか、甘く入ったボールをセンターオーバーの
スリーベース!!!先制されます(露崎君にしては
珍しく?3回終わり四個の四死球を献上)
先制された、紅陵4回は大前君から......
アウトハイの変化球を逆らわずにレフトスタンドへ
記念すべき公式戦初ホームランで同点。続く5回、ツーアウトランナー無
から小坂部君・松丸君の連打で逆転。
が、6回表露崎君連続三振でツーアウトもツーベースと四球で
ピンチを招くも無失点。どうしても追加点の欲しい紅陵の6回裏
雄大君のツーベースを足掛かりに、中田君・田中君のヒットで
2点を追加。これで露崎君も完全に立ち直り7回~9回を
ヒット1本に抑え、ベスト32でした。

それにしても、木更津総合戦観戦記?にも書きましたが
この試合も大前君の一振りは完全に流れを引き付ける
値千金の一打でした。