第87回全国高等学校野球選手権千葉大会決勝・紅陵-銚子商業

銚子商業、言わずと知れた千葉一の名門校で全国制覇一度・全国準優勝二度、
甲子園通算勝利数はダントツ千葉で一位!!相手に不足はありません...

平成15年7月27日(水) 千葉マリンスタジアム・観衆12000人

銚商000 300 000 002  5
紅陵111 000 000 000  3

台風一過の去った、灼熱の千葉マリンスタジアム......
平日にもかかわらず、開門を待つ長蛇の列が続きます...
(ちなみに私が見てる範囲では、紅陵・銚子商業習志野
この三校のどれかが決勝に残ると、マリンは必ず外野が
開放されています)
最高気温36.3度の中......
甲子園への一枚のキップを目指しメイプル打線vs黒潮打線
試合開始です。

紅陵の先発は、銚子商7人の左打者を相手に敢えて露崎君。
一方の銚子商業は、隠し球は一切なし!!県下屈指の右腕
豪腕・遠藤君で勝負です。
1回の露崎君、完璧な立ち上がりで黒潮打線を三者凡退に
抑えます。その裏の紅陵、メイプル打線が遠藤君を襲い
と言うか、打者淳基君の時、遠藤君信じられない大暴投で
紅陵幸先良く1点を先制します。

続く2回、メイプル打線は手を緩めません。
と書こうと思いましたが......
この試合。あくまで私個人にとっては
最高の試合で、千葉の高校野球ファンにとって
後世まで語り継がれると言っても、けして過言ではない
試合だったと思います。
ですので...要らぬ屁理屈やうんちくや能書きは
必要無い!!かとも......

正直言えば、ここまで来たからには勝って欲しかったです。
更に図々しい事を言えば、ここで勝てたら甲子園でも
ある程度行ったのかなぁ~とも勝手に思います。
最後の一枚・最後の一枚は......
ほんの少しだけ、気合・根性・闘志・ガッツ等が
紅陵より銚子商業が上回ってたと思います(私見)

悪夢の秋・返り咲きを狙った春・共に結果が出ない中
ここまで来たのは賞賛に値すると思いました。
今思い出しても、凄く凄く悔しいですが、
あの、銚子商の遠藤君の熱投は相手ながらに
アッパレでした。

大前君・松丸君の若いバッテリー、マリンで流した涙は
絶対に絶対に、今春・今夏に活きるはずです。
今年の夏は(春もありますが)
紅陵ナインも、そうだと思いますが、私自身も、
悲しみじゃなく喜び~の涙を流したい~です。