第87回全国高等学校野球選手権千葉大会準決勝・紅陵-木更津総合

今日も、昨日に続き今年の思い出のゲーム書こうと思います。紅陵と木総
と言えば、同じ木更津市内・私立高校・スポーツが盛ん
その他諸々(笑)何か似た点があるのか(笑)とかく比較されがちな
千葉では木更津ダービーと呼ばれてます。その、木総悔しいですが
近年夏における安定度では紅陵を上回り(H12準優勝H14ベスト16
H15優勝H16ベスト4)今大会も、秋の準優勝に千葉有数の左腕木村君
大会有数の長距離砲平野君を擁し優勝候補の一角です。

7月24日(日)千葉マリンスタジアム・第一試合
紅陵000 005 021  8
木総000 040 000  4

木総先発は10番ながら実質エースの木村君(中学時代・全中4強)
紅陵先発はエース露崎君。投げ合いか打ち合いか...
2回に最初の動きです。紅陵先頭淳基君が、特大スリーベース
中田君が三振で、迎える下位の四番磯邊君。ここで......
スクイズ~...が外されます。345回と紅陵ヒットが出るも
後続が断たれ、勝負は中盤へ。
一方、エース露崎君も毎回ランナーを背負う苦しい投球も
要所を抑えます。そして5回裏...木総のスーパールーキー大谷君
(城南ドリームボーイズ)が四球を選びます。四球を選んだと思ったら
『あっ!!』と言う間に犠バを含めての4連打で大きな大きな4点を
先制されます(見てても本当にあっと言う間でした)紅陵にとって
大きすぎる4点。紅陵も、ここまでかと思われた時、やはりこの男闘呼です。
ツーアウトながら、二塁に小坂部君を残し大前君の登場です。
カウントワンツーからのアウトハイの速球を強振!!!!!!
打った~~~打球は広い広いマリンのライトスタンドへ突き刺さる
反撃のツーランです(見てて鳥肌ものでした)これで完全に流れは紅陵。
続く四番雄大君が右中間フェンスにワンバンで当るツーベース、
動揺した木総バッテリーのパスボールで三塁。もう押せ押せ紅陵です。
ここで、淳基君がセンター前で1点差。中田君の高い打球のサードゴロを
木総大谷君が暴投。木総エース木村君から主砲平野君へスイッチです。
磯邊君を敬遠して満塁策で、露崎君と勝負!!と思われましたが...
エース露崎君に代わり、一年生の吉川君を代打に送ります。一年生ながら
ハートの強さはピカイチの吉川君、見事センター前で逆転です。
逆転すれば、前日の中央学院戦に続き大前君が後半を締めます。
67とランナーは出しますが、ストレートでグイグイ押します。
圧巻だったのが、7回裏ワンアウト二塁でバッターは高校通算40HR
公式戦11HRの木総の頼れる主砲平野君。大前君は逃げません。
ツーツーから魂のアウトハイは......
『見逃し三振!!!』凄いぞ大前!!
その後、8回に磯邊君のスリーベース&吉川君の犠飛
最終回に(大前君ここでスリーベースが出てればサイクルだったのは
惜しかった)淳基君の併殺崩れで加点。決勝進出でした。

今まで、生・テレビ問わずどれだけ高校野球を見てきたか
分かりませんが、一瞬の流れ、一球の流れ
改めて、その怖さを痛感したゲームでした。