佐藤幸彦選手(紅陵→ロッテ)

とにかく私のイメージは、デカイ・大きい最初にこの二文字が浮かびます。大柄な体格からバットを長く持ち上段の構え。典型的な長距離ヒッターだったと思います。と言って、大砲にしては小技が上手くライトへも綺麗に流したり、私が実際に見た試合では三振も少なかったと記憶しております。

私の記憶が確かなら、紅陵歴代ホームランランキングでは、幸彦選手・立川選手・和田選手(紅陵→明治大学→かずさマジック)が上位3名だった気がしますが、多分1位は幸彦選手だった気が...甲子園では、ホームランは打ちませんでしたが、最後の夏の決勝の印旛戦。後に中日に行った印旛のスーパールーキー小川からのライトへ流したホームランはお見事でした。プロでも、長距離砲としてホームランを期待していましたが...

『幸彦さ~~~ん』ロッテファンではありませんが、マリンは近いし昔から球場の雰囲気もよく、しかも綺麗、更には移動は全て車の私からすると、日本で唯一車で行ける球場として、割と良く通ってました。
マリンに響く『幸彦さ~~~ん』のコール。今でも耳に残ります。プロへ進んで最初の数年は長距離砲として、かなり飛ばしてたと思います。もしかしたら抜かれたかもしれませんが、イースタンの高卒一年目のホームラン記録(11本?)は今も保持されてるのではないでしょうか?(レオの赤田に抜かれたのかも知れませんが)それと入団2年目か3年目の開幕の西武戦にスタメンサードで出場したのを覚えてます。確か、結果が出ず、直ぐに交代させられたと思いますが、あそこで大きいのを放ってたら...それはそれでまた違ったプロ人生になったのかとも。その後は、出場機会は多くはないものの、ここ一番での出場や、絶好調時の野茂からマリンでホームランを打ったり、5,6年前怪我人続出のマリーンズの中、孤軍奮闘で入団以来最多の108試合出場、規定不足ながら3割を打つなど、記録より記憶型の選手だったのではないでしょうか。今は、球団職員としてマリーンズを裏から支えてるようですが、いつの日か、今度はコーチとしてマリンに戻って来て欲しいと思います。

あっ!!そう言えば、紅陵高卒即プロ入りの中では唯一入団から引退までの毎年一軍にいたのは幸彦選手だけだったと思います。